「逢うは別れの始め」

 

意味

人と人とが出会っても、いつかは別れるときがくるということ。

*人生の無常を言う。「逢う」は、「会う」とも書く。

 

類句

合わせ物は離れ物

 

 

A様は自転車での転倒をきっかけに車イスでの生活となりました。

 

感染防止対策のためにリハビリの担当者とのマンツーマンでのリハビリが提供できないなど、平時と比べるとハンディキャップのある養力センター入所期間だったことは否めません。

 

それでも空いた時間にはお一人でスクワットをするなど自主訓練に熱心に取り組まれる姿が印象的でした。

 

 

養力センターでのリハビリを終え、退所の日が来ました。

今では手すりを伝って20mほどの歩行が可能で、車イスへの乗り移り、ベッドサイドに置いたポータブルトイレもお一人で使うことができます。

一足先に奥様が入所された介護老人福祉施設への退所となります。「寂しくなる。退所のこと、あの人(入所中に仲良くなったご利用者)にも言っておいて。」と別れを惜しんでくださいました。

 

養力センターでの別れの後には、奥様との再会が待っています。真面目で勤勉なA様らしく。退所後もお元気で過ごされることをお祈り申し上げます。

(養力センター Y.M)