「空谷の跫音」

 

読み

くうこくのきょうおん

 

意味

人のいない谷間に聞こえる足音の意で、寂しく孤独に暮らしている所に、懐かしい友が訪ねて来たり便りが届いたりすること。

*「空谷」は、人のいない谷。「跫音」は、足音。

 

出典

荘子 徐無鬼

 

 

体調が不安定で、ベッドから起きることができない日が続いたA様です。

 

そんなとき、お孫様から手紙が届きました。お孫様からの便りをしみじみと眺めておられました。

 

 

身体のしんどさからか、中々返事を書くことができませんでしたが、最近では手紙のやりとりがご本人のモチベーションとなっているようです。

 

A様にとって祖母としての役割は意欲に繋がり、「好き」が感情を揺り動かしたように思います。リハビリ施設である養力センターの職員にとってこれほど嬉しいことはありません。

(養力センター Y.O)