「棒ほど願って針ほど叶う」

 

意味

棒ほどの大きな願いを持っていても、叶えられるのは針ほどの小さなものでしかない。転じて、望みや願いがなかなか叶えられないことのたとえ。

 

類句

富士の山ほど願うて すり鉢ほど叶う

 

 

「家に帰りたい」

ご利用者、ご家族の願いを実現するため、退所前訪問指導に行きました。

 

階段を上がらなければならない、同居のご主人に体調不安がある、ケースにより様々ですが自宅への在宅復帰には様々な障壁があります。

 

 

A様の在宅復帰を支援するためにリハビリ担当職員(理学療法士)、福祉用具業者(福祉用具専門相談員)、担当ケアマネ(介護支援専門員)、担当相談員(社会福祉士)などが協力します。

 

法人や事業所の垣根を超えて、多職種が連携し、それぞれの専門性を発揮します。

 

 

A様はほとんど目が見えません。

「ここはどこ?ほんとに家に帰ったの?おとうさん?」

 

手を握り、声を聞き、全身で自宅の空気を感じました。

 

「棒ほど願って針ほど叶う」

世の中は願い通りにいかないものですが、望みは大きく持つべきだという教訓を得ました。

(養力センター Y.O)