「世は相持ち」

 

読み方

よは あいもち

 

意味

世の中はお互いに助け合っていくことで成り立つということ。「世の中は相持ち」ともいう。

 

 

同室で仲の良いご利用者が二人連れだってジュースを買いに行かれました。

 

寄る年波には勝てぬこともあり、ご利用者の皆さまがいつも思うように自分の生活を選択できるわけではありません。

 

最近では感染症の脅威に晒され、いつも以上にご不便をかけていることを実感しています。

 

 

お二人とも同じ商品を選ばれました。

「これがな、美味しいねん。売り切れになることが多いわ。あんまり宣伝せんといてな。」と大笑いされました。

 

気持ちを吐露し、お互いに励ましあい、生活されてきました。

今の関係性はこれまでに過ごした時間が作ったものです。

 

ケアマネジメントの領域ではこのような持ちつ持たれつの関係を互恵性と呼び、ご利用者とケアマネジャーの関係で理想的なものとします。

 

お二人からの学びを胸に、「お互いさま」と言い合える関係を築けるよう精進します。

(養力センター Y.O)