「杞憂」

意味
あれこれと無用の心配をすること。取り越し苦労。
*古代中国の杞の国の人が、天が崩れ落ちるのではないかと心配して夜も眠れず、食事も喉を通らなかったという故事から。「杞人の憂い」とも。

出典
列子―天瑞

用例
秋の長雨で、道路の寸断が懸念されたが、山崩れは起きず、住民の不安は杞憂に終わった。

5月中旬、小さなポットに撒いた小さな種から、こんなに大きく花開きました。

命の不思議を学ぶとともに、期待通りに花を咲かすのかといった私の不安は、「杞人の憂い」として終わりました。

太陽を目指して、ぐんぐん成長する姿に私自身を重ねるような心持ちでした。

花はやがて散り、生まれる種子に次の命を繋いでいきます。来年もまた、桜の木の下で会いましょう。
(養力センター K.O)