「塞翁が馬」

 

意味

「人間万事塞翁が馬」

人生では吉凶、禍福は予測しがたいものであることのたとえ。

*あるとき老人(塞翁)の馬が隣国に逃げたが別の立派な馬を連れて戻ってきた。喜んでいると、息子がその馬に乗っていて落馬し足を折ったが、そのために戦争に行かずに無事であったという故事から。

 

出典

淮南子-人間訓

 

今回は故事成語の意味ではなく、故事のドラマティックな展開に注目しました。

 

 

これまでの記事でも紹介しました、大正生まれのA様の退所の日がやってきました。

 

退所前訪問で明石市内の自宅に行ったとき、故郷である鹿児島へ帰られたと思い違いをしておられました。

 

「世話になったな。あんたらみんなうちにおいで。美味しいもん食べさせてあげる。砂風呂へも案内してあげる。」

 

地元を懐かしみ、職員に感謝と労いの言葉をかけていただけました。

 

 

入所から自宅への退所まで、ドラマティックな経過に感慨もひとしおです。

 

ご自宅へ帰られてからも、養力センターの支援は続きます。

(養力センター Y.O)