8月26日(木)
令和2年より当ケアハウスは、介護予防の取り組みの一環として、公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイト「健康長寿ネット」の介護予防のための生活機能チェックを全入居者様に対して実施しています。
介護予防のための生活機能チェックでは、25問の質問に「はい」「いいえ」で答えることで、「運動機能」、「栄養」、「口腔機能」、「生活機能」、「閉じこもり」、「認知症」、「うつ」の7つの機能や症状について自分の生活や健康状態を振り返り、心身の機能で衰えているところがないかどうかをセルフチェックする事が出来、早期に適切なサービスへつなげることにより状態悪化を防ぐ事を狙いとしています。
2回目に実施した令和3年2月の結果では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活様式が変化し、その影響が介護予防のための生活機能チェックの結果に顕著に現れました。
不要不急の外出自粛をお願いしている事、買い物便の利用回数の制限などの影響で、筋力の低下を自覚されている方や体重が増加したと回答された方が多くいらっしゃいました。
施設外のご友人やご家族との交流の機会が減少している事、先が見えないコロナ感染状況、感染する不安などの要因が影響し、精神的にも活気が低下している傾向が現れました。
このような状態は、コロナ禍が招いたフレイルともいえます。
※フレイルとは、加齢により心身が衰えた状態のことを言います。
本日初めて老人保健施設 清華苑養力センターの作業療法士を講師に迎え、「フレイル予防講座と姿勢が良くなるバレエ体操」を開催しました。
後方から見ていると、本当に湖を漂う白鳥のように美しい振りでたくさんのバレリーナがそこにいました。
参加された皆様、本当にお疲れ様でした!
このような講座の機会が活動への意欲を高め、健康寿命の延伸に繋がれば幸いです。
新型コロナウイルス感染拡大が続いておりますが、様々な基礎疾患を抱える高齢者は、感染予防に気を付けながらも健康を維持していく事も大事ですので、これからも健康教室や華倶楽部や午後の喫茶など身体を動かす機会や入居者間交流が図れるイベントを開催し、心も身体も元気になれるよう取り組んでいきたいと思います。
(ケアハウス 清華苑シルバーライフ T.M)
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