「ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ」
日本画家・堀文子、99歳のメッセージ
2017年に白寿を迎えた日本画家の堀文子さん。画壇に属さず、自然を師と仰ぎ、自由に、自己流で描き続ける堀さんには全国に多くのファンがいます。
書名の由来は、堀さんが74歳で描き、本書のカバーにもなっている「黄色くないひまわり」。https://www.kinokuniya.co.jp/images/goods/ar2/web/imgdata2/large/40938/4093885877.jpg
頭に種をぎっしり実らせ、大地を見つめて直立するその姿から、死は決してみじめな終末ではなく、「生涯の華々しい収穫のときだ」ということを、堀さんは学びます。
【参照:出版社内容情報】
「人の一生は毎日が初体験」「安全な道に驚きはない」「安住は堕落」「息の絶えるまで感動していたい」…
筆者の金言は私を前へ、前へと奮い立たせます。
命あるものは全て、老い、死は誰にも平等に訪れます。
「死」をみじめな終末ではないとするからこそ、「老い」は劣化ではなく魂の成長だと言えるのではないでしょうか。
(養力センター K.O)