
先日、身元引受人のいないご利用者のご遺骨をお納めし、永代供養にケアマネジャーと生活相談員で参列してまいりました。
施設での日々を共に過ごし、笑顔や言葉を交わしたその方を思い出しながら、「どうか安らかに」と手を合わせました。
ご家族がいなくても、人生の歩みは決して孤独ではありません。
清華苑で過ごされた時間の中には、笑顔も、涙も、何気ない会話もありました。
その一つひとつが、その方の人生の物語です。
「清華苑で過ごしてよかった」と思っていただけるように、これからも日々の関わりを大切にしていきたいと思います。
関わった私たち職員の記憶の中に、その方の生きた証は確かに残っています。
特別養護老人ホーム清華苑では、これからもお一人おひとりの「人生の最期」にまで寄り添えるよう、心を込めてお手伝いしてまいります。
お一人おひとりの人生には、喜びも苦しみも、希望も諦めも、さまざまな色がありました。
その歩みを敬い、最期の瞬間まで寄り添うこと——それが私たちの使命であり、誇りです。
「どうか安らかに」。
手を合わせるたびに、人と人とが出会うことの尊さをあらためて感じます。
これからも、誰一人として孤独のままにしない施設としてその責務を果たしていきます。
合掌
(特別養護老人ホーム 清華苑 T.I)
