今回のシニアファッションショーでは、私たち「トゥエンティーフォーアロハ」が同期ペアで司会を務めさせていただきました。
新人同士での挑戦に不安はありましたが、先輩方の「君たちならできる!」「任せたよ」という温かい言葉に背中を押されました。
準備では出演者お一人おひとりに寄り添い、採寸やヒアリングを通して、その方の好きな色や音楽、これまでの歩みを伺いました。
集めたお話をもとに原稿を作りましたが、素敵なエピソードが多すぎて、削るのにとても苦労…。最後まで「どの言葉を舞台で伝えるべきか」と悩み続けたのも、司会者として大切な時間でした。
一方、相方のOさんは「原稿棒読み問題」に直面。リハーサルでは先輩方から「あと五トーン高く!」とアドバイスを受け、本番まで声を磨き続ける姿が印象的でした。
お互いに課題と向き合いながら、本番前にはカーテン裏で握手を交わし「最高のショーにしよう」と誓い合った瞬間は、今も鮮明に覚えています。 出演者の方々の輝く笑顔とキラキラした表情を、司会という一番近い場所から見届けることができたのは、何よりの特権だったと感じています。
この経験は、間違いなく私たちの人生における大切な1ページとなりました。
そして、出演者の方々の人生の1ページに、ほんの少しでも色を添えることができたのだと思うと、深い感謝と喜びで胸がいっぱいになります。
(老人保健施設 清華苑養力センター M.O)