老人保健施設清華苑養力センターでは月に 1 回、施設内研修を行っています。

 

先日の施設内研修では嘔吐物処理についての学びを深めました。

 

まず初めに感染予防の基本となる手洗いを実施しました。

介護現場では 1 ケア1手洗いが元となり、手洗いする回数は多いのですが 石鹸で手を洗い、暗くした部屋で一人ずつブラックライトをかざしてみると… 洗い残しの部分が光ります。

職員からは「しっかり洗ったはずなのに」との声が飛び交いました。

入念に手洗いをしても手の甲の指の間や爪などは汚れがのこりやすい部分となります。

研修で看護師より指導を受けた手洗いを徹底し、感染予防の意識を高めていきたいと思います。

 

 

 

続いて嘔吐処理研修の様子です。

突発的な嘔吐があった際にも 全員が統一した手順が実施できるように定期的に研修を行います。

今回は 2 グループに分かれて実際に行う職員を囲みながら 手順を確認していきます。

嘔吐処理は二人一組のペアになり、 一人の職員が手順書を読み上げ、もう一人の職員が実施します。

 

 

(内容)

・使用物品を吐物より 2mはなして準備する

・ヘラを使用しある程度の吐物回収を行う

・汚染部分を外→内の一方向で拭き取る

少し複雑で細やかな手順となっていますが ご利用者はマスクをつけて生活をされておらず、 施設ではホールや多床室など密になる環境とがあります。

また嘔吐物は半径 2m(直径 4m)まで飛沫が飛び散る可能性があるため 広範囲を何度かに分けて拭き取りや消毒することで感染を拡げない対応、対策となります。

実際に嘔吐があった時に備えて手順を頭に入れながら 真剣な面持ちで研修に取り組んでいました。

これからも職員全員で感染症対策を実施していきたいと思います。

(老人保健施設 清華苑養力センター R.H )