「おもひで」

 

清華苑養力センターでは、神戸医療福祉専門学校の実習生を受け入れています。

 

実習期間中の取り組みとして、ご利用者1名を対象とし、アセスメントやケアの実際を提供します。

 

A様は自宅での転倒によって、頸椎骨折の既往があり、頸椎装具をつけておられます。

 

元来のおとなしい性格に加えて入所間もないこともあり、周囲との関係つくりに悩んでおられました。

 

A様とコミュニケーションを図る中で、旅行が好きだったとの情報を聞き取り、旅行に関連付けてのエンパワメントを考えたそうです。

 

実習生より、A様に京都旅行の思い出を1冊にまとめたアルバムがプレゼントされました。

 

 

コロナ禍により、実習内容も変更を余儀なくされています。ご利用者と直接のコミュニケーションがとれなかったり、フロアに上がる際にはフェイスガードの着用が義務つけられています。

制限のある中で、一人のご利用者を想い、手を尽くす姿勢は我々施設職員も見習うべきであると感じました。

 

 

 

A様はアルバムを大切そうに枕元に保管していました。これから、他の入所者様とのコミュニケーションツールになることを期待しています。

 

「コミュニケーションを取れずに苦労をしましたが、養力センターの職員の皆さんが協力してくれました。」

『利用者の人生に寄り添い、愛し愛される介護福祉士になりたいです。』と抱負を語ってくれました。

(養力センター Y.O)