「冬来たりなば春遠からじ」
19世紀、イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる頌歌」の一節。
「暗く寒い冬が訪れたなら、明るく暖かい春はもうそこまで来ている」の意から、「苦境を乗り越えれば、やがて幸せな時期を迎えられる」という教え。
退所前日、最後のリハビリの様子です。
「明日帰るからな。帰るって行っても近くやからまた来るけどな。」と話されました。
4月退所予定でしたが、直前に転倒してしまい退所を延期しました。
転倒直後は腰の痛みも影響してか後ろ向きな発言が多く聞かれたそうです。
ベッド近くに簡易トイレを設置する、ベッドから立ち上がり易いよう可動式の柵を設置する、コルセットの装着を勧める。。
腰への負担軽減と、再びの転倒を防止するためにできる限りの対応を尽くしました。
明日、奥様の待つ自宅へ帰られます。
老健は生活の場ではなく、「リハビリをして家に帰る」との願いを叶える場所です。
また一つ、念願叶ったステキな笑顔を見せていただきました。
(養力センター Y.O)