会長挨拶

私のひとりごと

私たち夫婦で切り拓いてきた資産を地域に役立てることができるのは「これだ」と確信したのが高齢者福祉施設でした。

なぜ高齢者福祉施設なのか。

核家族化。女性の社会進出。
社会情勢が大きく変化していく中で、明石市には老人ホームがひとつあるだけという事実を知ったことにある。
高齢化社会を目前に控えて明石のご老人はどうなるのかと。
それは自分自身の問題でもある。年老いて自分で自分のことが始末できなくなったとき、今のように普通の生活をすることができるのか。
食事は?外出は?お風呂は?排泄は?洗顔は?着替えは?
次から次へと不安は果てしなく・・・

そこへ「社会福祉法人」という社会貢献を主とした法人設立の可能性があることや、「特別養護老人ホーム」という高齢者施設の存在を知る。
深く検討もせず飛び込んだ福祉の世界は、歴史も浅くて、行政主導による民間運営の形で資産を投じた私たち夫婦にとっては苦しく険しい道程でした。

先人の知恵と周囲のみなさまの情けをいただいて、ただ「やってやる!」の心意気。
ご利用者とご家族のよろこびや哀しみを全身に受け、世情の流れの中で、時には棹さしながら、早くも30年を迎えます。

おかげさまで三幸福祉会のこころを胸にした若芽が息吹き、そして今、若木が育って参りました。
彼らは使命に生きる人として更なる工夫を加えて、私たちの地域に貢献していくことでしょう。

めでたし、めでたし。

 

社会福祉法人  三幸福祉会
会長 池田 侑美枝